イベント当日のタイムテーブルは、規模の大小を問わずどんなイベントにも必要です。しかし「本番の時間」だけを先に決めて、設営や撤収の見積もりが甘くなり、開場直前までバタバタするケースが後を絶ちません。ここでは、タイムテーブルを組む際に押さえておきたい手順を工程別に解説します。
4つの工程で全体を組み立てる
タイムテーブルは「設営」「開場・受付」「本番」「撤収」の4工程に分けて考えると抜け漏れが減ります。それぞれ必要な時間の性質が異なるため、一つの表にまとめる前にブロックごとに見積もるのがコツです。
- 設営:会場レイアウト通りに什器・備品を配置し終える時刻を逆算する
- 開場・受付:来場者の入場ペースを想定し、受付の人数・レーン数を決める
- 本番:プログラムの進行順と、各コーナーの目安滞在時間を決める
- 撤収:原状回復にかかる時間(ゴミ回収・什器返却を含む)を見積もる
見積もりが甘くなりやすいポイント
最も遅延が起きやすいのは「設営」と「開場直後」です。設営は当日にしか分からない要因(搬入経路の混雑、電源の位置確認など)で想定より時間がかかることが多いため、余裕を持たせた見積もりが必要です。開場直後は、受付に行列ができると本番の開始が押し、以降のプログラム全体が後ろ倒しになります。受付レーンを増やす、事前受付や整理券配布で入場を分散させるといった対策が有効です。
「押した場合」の調整ルールを先に決めておく
どれだけ丁寧に見積もっても、当日は必ず予定と差が出ます。重要なのは、押した場合にどのプログラムを短縮・省略するかをあらかじめスタッフ間で合意しておくことです。本番中に判断を迷う時間そのものが、さらなる遅延を生みます。目安として、各コーナーに「最低これだけは削れる」余白時間を設定しておくと、現場での判断がスムーズになります。
タイムテーブルは「当日の記録」として残す
予定表として作ったタイムテーブルは、当日の実績(実際に何分押した/早まったか)を書き加えておくと、次回イベントの見積もり精度が大きく上がります。特に定期開催のイベントでは、過去回の実績タイムテーブルが最も信頼できる見積もり資料になります。